栽培ノウハウ

攻めの栽培

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こんばんは。

トライファーム農場では、順調にトマトが成長しています。

今日ついに赤みがかっている果実を見つけました🍅

すぐさま摘果して、糖度を測ってみたところ、糖度10ほど。。

ここから、熟度が増していくうちに、糖度がもう少し上がり、グルタミン酸などの含有量もしっかり増えて、糖度や酸度がバランス良く、旨味もあるトマトになりますように。。。🍅

いまのところ、1段目の果実としてはそこそこ及第点といったところでは無いでしょうか😏

トマトは味のピークが3段目~6段目とも言われたりするので、期待が持てます🍅

さて、トライファームでは、どこにも負けないトマトを作るために、日々栽培データの蓄積に勤しんでいますが、今年が1年目ということもあり、トマトの様子を見ながら手探りの毎日です。

今年は「トマト1000日計画」の土台作りの1年なので、とにかくトマトのポテンシャルを確かめるべく、実験の意味も込めて少し攻め気味の栽培が続いています。

その結果、葉っぱが見たこと無いようなアスリート葉に仕上がってきています。

これは比較的普通
シェイプアップしすぎてすごい角度。。

今気をつけている点は大きく以下の2点

①肥料成分や水分は必要最低限にとどめ、作物が吸収できる量のみ供給する。

②夏場の暑い時期に向け強い樹に育てる

言葉にするとこんな感じですが、この管理はなかなかハードです🍅

生育ステージが進むにつれ、トマトの養水分要求量は当然増えていくので、ギリギリの養水分管理をしていると、どうしても後手後手の管理になりがちです。

実際にTF(トライファーム)でも、少し肥料供給増が遅れ、肥料欠乏初期の症状が出たりもしました。

このあたりは経験則も必要になってくるので、今後に期待です🍅

この、TFで実践している、ギリギリの環境をトマトに与えることで、トマト本来のポテンシャルが引き出されます。

具体的には、少ない養分を吸収するため、植物自身が体内浸透圧を高めます。

浸透圧が高めるということは、糖類の蓄積を間接的に促進したり、有機酸含量を増やすことに繋がります。イコール美味しいトマトになるということです。

具体的にどれぐらいギリギリかというと、、

ハウス内に太陽が差して、適切なタイミング(強い日差しだと30分内外)で養水分供給を行わないと、培地内が水切れを起こして、トマトが極度の乾燥状態を示します。

なので、太陽が差している日の出~日の入まではハウスから離れることができません。。。(楽しいから良いけど)

このグラフは5月のトマトの水分量を表しています。

このように、生育が進むにつれ、徐々にトマトを乾燥に慣らしていきます。

少しずつ水分量を下げていき、目標値に到達したら、そこから生きるか死ぬかの乾燥状態をこまめな管理で、模擬的に作っていきます。

そうすることで、徐々にトマトは乾燥にも慣れてきます。

そう、アスリートトマトの完成です。

正直、この管理は簡単に真似できないと思っているので、自分の型をしっかり構築することで、どこにも出しても恥ずかしくない美味しいトマトを作ります!強みにします!

長々失礼しました!

またあしたもきっと更新します。

それでは😏

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