こんばんは。
トマト栽培1年目のTRYFARMですが、ぺーぺーなりにこだわって管理をしています。
当ブログでは少しずつそんなことも紹介して、どんなトマト作りを目指しているか伝えていきたいと考えています!
いきなりですが、美味しいトマトの条件で『ベースグリーンが濃い』ということが良く言われています。
このベースグリーンと言われる濃い緑が何故美味しいトマトの条件と言われているかは諸説有ります。
・トマトの実自体が光合成を始めた証拠
・糖やアミノ酸が蓄積してきた証拠
などです。
TRYFARMでも栽培管理において、ベースグリーンには結構注目していて、上の写真のベースグリーンはかなり目指していた形に近いです。
①ヘタに沿ってベースグリーンを出す(上部4割程度でクリみたいな見た目)
②(維管束に沿って)縦に走ったベースグリーンを出す
ざっくり言うとこんなイメージです。
たまに、トマトの実全体が、濃い緑になるようなベースグリーンを見かけることがありますが、その場合、『アミノ酸などへ同化しきれなかった窒素態成分が集積してしまった』『維管束など全体が透けて見えているほど水分を絞り過ぎてしまっている』。。。こうなってしまうと、確かに味が濃く、パンチのある味になるため、美味しいと感じることもあるかもしれません。
しかし、個人的には、舌がピリッとするほどの濃い味は少し不自然に感じてしまいます。
これがもっと極端に行き過ぎると、エグみが出たりします。
余談ですが、植物が消化しきれず体内に集積した、この窒素態成分は、体に害があるとされています(害が出るほどというのはよっぽどだと思いますが)。外国などでは残留窒素態成分の基準を設ける動きもあるようですね(確か)。
なので、『できるだけ過剰な肥料成分を与えることを控える』『極度の水分不足を控える』かつ『養水分が果実全体に行き渡っていることを縦に走った維管束の緑で確認する』という意味で①および②に注視してベースグリーンを確認しています。
この条件が揃えば、きっと甘くて水々しく自然な味わいで、何個でも飽きずに食べられるトマトができると信じています。
必要以上の肥料成分を集積させないため、与えた肥料の測定をできる限り神経質に、しっかり数値で確認することで、管理しています。
この点については、かなり自信をもっています。
いくつか紹介します。
まず、与える肥料の設計値は○○mg単位まで細かく設計しています。
その上で、上記のように実際に与えた肥料成分を定期的に測定します。
とある日のデータですが、窒素成分(NO3)設計値『8.9mg』に対して、実際に与えた値は『8.5mg』。
多少の誤差はあるもののここまで管理できれば上上上出来だと考えています。
その他にも、植物体が必要としている肥料分を必要最低限与えることで、土壌中に肥料成分を残さないこと、植物体が過剰に肥料を吸ってしまうことを防ぐ管理もしています。
上記のEC値ができる限り『0』に近い形で1日を終えるように意識した肥料管理を行います。
ちなみに、水分も極力必要量だけ与えることで、加湿からくる根の傷みを防ぎ、養水分の吸収が盛んな、毛細根を多く発生させることで、栄養価や有機成分含量の高い、美味しいトマトを目指しています!
だらだら書いてしまって、分かり難い内容になってしまって失礼しました!
もっと詳細に、細かく書きたいことが沢山ありますが、明日もまた日の出とともに起床なのでこの辺で寝ます、おやすみなさい😏
明日も良い日にしましょう!