農業の魅力

インド-農業-もろもろ-ただただアウトプット

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青森県で2020年から農業をしている髙田です。

今日は、最近インドの農業について触れる機会があったのでアウトプットします。

インドは日本の約9倍の国土面積があり、人口は14億人弱で、国連の発表では10年以内に中国を抜いて人口トップに躍り出るという統計が出ています。

インフラ(電力、道路、鉄道)などの整備が不足しているという弱みはあるものの、強大な人口による巨大マーケットや『印僑』と呼ばれるインドから移り住んだ人達のネットワークが他国に広がっており、未開であり今後のマーケット拡大が予想される中東やアフリカへの影響力が強いとされています。

さらにインド国内では年間2千万人の人口増加と労働人口約7億人という強みも持ち合わせています。

ここ20年で国民世帯所得で、ミドル世帯が4%➞54%に、アッパーミドル世帯が0.4%➞18.7%と大幅な伸びを見せていて、中間層以上が急激に増えているようです。それに伴ってか、インドの小売市場はここ10年間で100兆円以上伸びていて、Eコマースの分野も5兆円ほどの伸びを見せており、まだまだ伸びるとされています。

ちなみになんとなく頭が良さそうな人が多い印象のインドですが、世界のトップ企業である『IBM』『Google』『Microsoft』『MasterCard』『Adobe』などなどインド出身のCEOがとっても多いです。びっくり。

そんなインドの農業実態はと言うと、

・農地は世界最大規模を誇ります。

・働く人の約半分に当たる3.5億人が農業就労者

・生産性の限界を迎えておりGDPに占める割合は年々低下

・輸送インフラや貯蔵加工施設が脆弱で40%前後の農作物が廃棄になっている

・複雑な中間業者による利益搾取

・優秀な人材が農業者にならないため生産性向上の術を知らない

などの現状があるようで、なんとなく暗い業界構造のようです。

しかし、2020年9月にインド議会でFARMBILL2020という新農業法案が可決され、それまで複雑な中間業者を介して取引する必要があった農産物を、農家自ら直接販売可能になったようで、農業革命の機運が高まっているとのこと。

また、弱点とされている低温での輸送貯蔵、食品加工技術、生産性向上の技術の分野で外資参入を促進させる動きも活発化してきているようです。

そんなこんなで、見事なV字での成長産業化やビジネスチャンスの匂いもプンプンしているインドの農業分野。。

実際に私が知っているメーカーさんなどでも既にインドに目を向けていて、技術の売り込み(コンサルティング)をしていたりします。

そんな感じで、インプットした情報をつらつらと書くだけの内容になってしまいましたが、、、、

世界とのアクセスが容易になっている現代、また宇宙農業という言葉すらも出てきていて、実際に実験が進んでいるわけですので、日本国内の動向だけではなく世界の動きにも関心を持ち、視野の広いしなやかな農業者になりたいと考えます。

世界で戦える農業技術や品質を追求することは、国内農業の強化・安心できる食の未来に直結することだと考えます。

そんな事を言っていても今の私には悔しいほど何の力もありませんので、強くなれるよう研鑽していきます。

間のなく1年目の栽培が一段落し、2年目が本格スタートします。

正直1年目は胸を張れるほど現場では頑張ったつもりですが、そんなことで胸を張っている場合じゃあないので、気を引き締めていきます!

ともに進んでくれている仲間を信じながらしっかり経営していくぞ。それでは。

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