政府は規模の大小関わらず、広くスマート農業を進めるという方針を示しています。不平不満ではありませんが、、、そもそも機械が高い、扱えない、投資コストを割けない生産者の問題、そもそも生産者が稼ぎ難い市場原理がある等々、枝葉の問題を探せばキリがありませんが、、、、、この点は弱い生産者である自分を強く成長させていきます。
それ以前に、個人的にそもそもの問題点を挙げるとすれば、
●政府の方針指針を学び、最先端の技術を学び、細部の検討をした上で設備導入に踏み切る生産者は一握りであること
●方針を汲み取り未来の形に沿った戦略を取っているのはハード側、PF側を展開するメーカーのみ(最先端の技術に対して細部までの交渉や議論ができない)
●私も含め生産者の知識量が圧倒的に足りておらず、それなのに「高い」「効果が本当にあるのか」など短絡的な議論しかできていない
●政府に近いはずの地方行政機関が最先端の農業や政府の指針が頭に入っていない、知識がほぼない
私自身生産者である以上、生産技術はもちろんですが、機械に対する知識や業界のトレンド、世界の農業の流れなど積極的に収集していくべきだと強く認識し、これから事業を展開していこうと考えています。
実態としてメーカーに栽培技術を聞いたり機械についてもメーカーに全て委ねるなど圧倒的に生産者の知識量が足りていません。
これでは作物の秘めたパワーを最大限に発揮することはできません。日々自らの知識不足能力不足に危機感を感じるレベルです。
生産現場に優秀な人材が流入してくる流れを作るには、私を含め既存の生産者自身のレベルアップがマストだと考えます。
生産者のレベルアップが今後の生産基盤の回復・強化、農業の発展の鍵と認識しています。とともに、行政機関・関連メーカーと協力して、粘り強く議論を重ね、利益を共有しながら、当初の歩みは遅いかもしれませんがともに前進したいと考えます。
日本の人口や就業人口、就業年齢分布を見た時に農業のスマート化は避けて通れる道ではありませんし、最終的に食の未来を守る道はそれしかないと考えます。
沢山の情報に触れ、日々の研鑽と行動により、国が示すような本当の意味で強くしなやかな生産者を目指します。