栽培ノウハウ

ハザードマップ

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こんばんは。

今日はこれから新規で農業を始める方、農地選びをしている方の参考になれば良いなといった内容。

農業を始める上で、めちゃくちゃ大事な土地選び。。

これは、どんな作物を育てるのか、

どんな施設・設備で育てるのかによって異なるとは思います。

僕の場合、トマトの施設栽培。

なによりも大事にしたのは、気象条件。特に日射量でした。

気象条件を調べるのに使ったツールは、気象庁が公に配信している過去の気象データ。

そこから、日射量については更に深堀りして、『国立研究開発法人NEDO』が配信しているデータベースを使用した。

https://www.nedo.go.jp/library/nissharyou.html

青森県で就農すると、ほぼ決めていたが、念の為、全国各地のデータと比較しながら、過去数十年分のデータを確認した。

こうしてデータを調べていると、様々な気付きとともに、栽培工程のイメージが湧いてくるのでオススメ。

『青森県だと○月に日射量が▲になってくるので、■月頃に植え付けするのが最適かもしれない』『○月は温度が■になってくるので、●●を導入したほうが良さそうだな』といった具体的イメージが湧いてくる。。。

気をつけたほうが良いのは、『青森県では○月に播種し、●月に定植する』といったような栽培の基本工程みたいなものは、最適時期から結構ズレていたりするので、案外これまでの常識みたいなものは疑うほうが良いかもしれない。

作物の特性に合わない気象条件で管理するのは、作物のパフォーマンスを下げてしまうのでもったいないよね。。

実際、気象条件も年々変わってきているしね!

そういった観点から、過去数十年単位でデータを掘り起こしてみる価値はある!

物量が多いので相当暇か、相当本気じゃないとできないけど!

ちなみに関東などでは、8月終わり頃に定植して、冬越えする作型が一般的だけど、実はこれには疑問があったりする。

どのようなハウスで栽培して、どのような農法で栽培するかによるとは思いますが、、、、

これについては、後日気が向いたら書いてみようかな。。

前置きが長くなってしまったけど、今日書きたかったのは、

土地選びで忘れてはいけない、ハザードマップ。

自然災害発生時の被害予測地図ですね。

これは絶対にチェックしないといけません。

せっかく良い設備で良い野菜を作っていても、災害によって一瞬で無になることもあるのが農業の恐さ。

災害時には、各種保険の適用や国の補償制度などもあり、案外なんとかなるみたいな話も聞いたことがありますが、、

丹精込めて作っていた野菜や、こだわって設計した設備が一瞬で無になると精神的に立ち直れませんよねきっと。。。

そして、なんと、、私自身、ハザードマップのことが全く頭に無くハウス建設が大詰めに差し掛かった時に、急に脳裏に嫌な予感が湧き上がり、、、

『そういえばハザードマップ確認してなかった、まあでも大丈夫だよな』と恐る恐る見てみると。。。

がーーん。

赤で囲んだところがハウス。

思いっきり浸水区域に入ってます笑

山のふもとにある溜池が全量決壊したら、『足から腰の高さくらいまで浸水』するぽい!!!!!!!

これから農業始める方、ハザードマップの確認をお忘れなく!

それではまた👐

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