栽培ノウハウ

課題

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トライファームです。

今日もハウスは清々しい朝です。

例年通りにいくと、青森県では7月中旬過ぎまでは比較的過ごしやすい日が続くので、夏の猛暑を迎える前に、トマトの樹🌴を暑さにも負けない強い樹に仕立てていく必要があります🌴

ここまで、比較的順調に進んできた新規就農1年めのTRYFARMですが、最近いくつかの課題が出てきています。

2点ほど紹介します。

①午後(正午以降)のハウス内温度管理

②日没間近の西日

です。

1つ目の『午後のハウス内温度管理』

28度以上に保つように気をつけています。

この理由としては、日の出とともに始まる光合成により作られた生産物を、果実や根などにしっかりと送るためです(転流と呼ばれています、天龍ではありません)。

葉で作られた、光合成産物の転流は、TRYFARM調べによると33度で最大化するようです。

光合成を行いながら、ショ糖という形で順次、果実や根へ転流されていきます。

さらに、光合成産物は、温度の高いところに集まりやすいようで、簡単に言うと、根より果実が暖かければ、果実の方に多く転流していきます。

こう聞くと、じゃあ33度で管理すれば良いじゃんとなりそうですが、

基本的に30度を超えるような高温になると、トマトが高温障害(花が落ちたり)を起こしたり、、、高温にさらされた植物が見を守ろうとして呼吸を多くすることで、せっかく蓄えた糖が消費されてしまい味を落とすことに繋がったりします。

更に、光合成自体の適温が20度~30度とも言われているため、高温にしすぎると、光合成自体の効率が悪くなってしまいます。

このように「28度で保つ」簡単に言葉で言ってますが、なかなか難しいんです。

風が強い日はなかなか換気ができなくて温度を下げるのが難しかったり、雲が流れ太陽が隠れると温度が下がりすぎたり、、、はたまた太陽が照ると温度が上がりすぎたり。。。。。。

こんな調子ですが、美味しいトマトを作るために、極力ハウスから離れず、根気よく環境管理を行っています。

次に2つ目の『日没間近の西日』です。

これは正直かなりの曲者です。。。。

5月半ば頃から、西日は中々強烈になってきています。。。

西日による、萎れや果実の日焼け、予定外の登熟の促進。などなど

新規就農一年目のTRYFARMはこの西日の驚異を甘く見ていました!

実はまだ西日対策を行えていないので、何かしらの対策を検討中です😏

他にも、栽培を始めてみてから発覚する課題点が、湯水の如く噴出しているのが現状です、、、

今ある設備でなんとか凌ぎながら、美味しいトマト作りをするべく踏ん張っています😏

金銭的にも全く余裕がなくなってきており、この先大丈夫か?って感じですが、今日もまた、最善を尽くしてきます!

オー!

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