農業の魅力

農業!なぜ選んだのか。

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2020年から青森県で農業事業を始めた髙田貴寛です。

運営している農場名は『TRYFARM』といい、とことんこだわったトマト作りを行っており、糖度、酸味、味の濃さ、旨味を追求した栽培研究を日々繰り返しています。

将来的には日本全国、世界各国へトマトを届けたいと考えていて、少しずつ形にしていくべく試行錯誤の毎日です。

トマトという武器を磨きながら、常に新しい可能性も模索していきます。

さて、今日は私が【農業をやる!】と決意し、農業という職業選び、トマトという作物選び、この道で間違い無かったと言うために探した根拠をザーッと書こうと思います。

ざっくり要約すると以下3点です(細かくはもっとあるけど)。

①ターゲット(お客さん)の裾が広い

②商品としての振り幅が大きい

③需要が大きい

もう少し具体的には以下の解釈です。

①人間生活の根幹は衣食住であり、農作物の生産はその中の食に直結するものとして、基本的にターゲットが全人口とすることが可能であり、ビジネスとしての裾が広い。日本の人口は下降の一途を辿っているため、中長期的には世界に目を向けて展開していく必要がある。

②野菜や果物といった農産物の中で、「フルーツトマト」と言われるジャンルがあるほど、野菜でありながら果物にも匹敵しうる存在であるトマト。野菜としても果物としても勝負できるポテンシャルを持っていて振り幅が大きいのが非常に魅力的。また、メロンやいちごなどと同様、近代農業のIoT技術によるシステマチックな管理で味などの品質操作が可能な点も大きな魅力であり、明確な根拠がある栽培設計をすることで今度更に飛躍する可能性を秘めている。

③過去40‐50年ほどの統計をみると消費量を含めた需要が高水準で推移している野菜の一つがトマト(キャベツやピーマンなども)。需要の減少や農業者人口の減少も相まって、多くの野菜が作付面積や生産量が減少する中、ピーマンやトマトの作付面積や生産量はほぼ一定の水準を保っている。これは施設栽培が比較的容易という側面ももちろんあるのだが。。。。。。作付面積や生産量が多いということは、生産者としてライバルが多いのでは?と最初は考えたが、味などの品質について全国各地のトマトを調査してみたところ、最近流行りの「フルーツトマト」の分野において、全国各地幾多の商品の中で突き抜けた品質を達成している商品はホンの一握りという事実が分かった。イコールここまで長い歴史がある農業でも、まだまだ突き抜けた品質を作る技術やノウハウは確立していないという点にも大きなチャンスを感じた。

以上がざっくりと僕が『農業‐トマト』を選んで間違いないと思った数多くの要因の中で、比較的大きい3点です。

このまま書き続けると長くなりすぎてしまうので、本日はこのくらいにします。

今後も、農業の魅力や可能性を発信するとともに、僕自身が農業を始めて、作物を生産しお客さんに届けるまでに体験したことや考え実行したこと、その結果などを積極的に発信していこうと思います。

自分が確かな結果を出し続けることと並行して、日本の農業を世界にアピールし今より更に魅力ある職業に昇華する一助を担いたい、そんな想いです。

明日も淡々と担々麺を食べます。

また時間を見つけて書きます!では!

-農業の魅力


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